頭で考えるのではなく、身体で考えろ
今回のタイトルは、最近心がけていることです。
昔の僕はものすごく考える、なんでも一通りの選択の先にある状況を予想しながら、最適解を見つけるようなことをしていました。
そんなことをしているから、得をしたとか、損をした、そんな小さなことに拘りを持ってしまうのです。
思うようにいかないと、いらいらもしていました。
人間の肉体は、歴史がある。38億年と紡がれてきた情報がある。
これを使ったほうが圧倒的に良いのではないかと思うわけです。
それに対し、人間の概念を扱うようなことはたった2000~3000年。
身体に宿るDNAがあらゆる答えを知っているのではないだろうか。
身体の姿勢や身体の動きと、そのときの意識の状態はリンクしていると最近ようやく気付くようになりました。
「礼をするのはなぜか」を、頭をこねて話して理解させるより、
礼をすることで、周りの空間を整え、自分がその中に調和できることを、体感すること。そこで「礼って大事だな」だと理解すればいい。
もっとわかりやすい話をします。
あくびをしようと思ったときを、想像してください。
あくびを瞬間にできる人はいないです。
必ず口を大きくあけて、あくびの形を取ります。
そのあとにあくびが訪れる。
面白いから笑うのではなく、笑うから面白くなってくる。
身体を操ることで、精神もコントロールできる。
僕は弟子に占いを教えるときも、教える内容をあらかじめ用意しません。
占いやカウンセリングをするときも、頭は空っぽです。
自分の身体がすべて教えてくれます。
寂しい人と一緒に話せば、心が震えるし、
我が強い人と話せば、身体が硬直するのが分かります。
その人に必要なメッセージは相手の情報に触れれば、勝手に浮かんでくる。