自分らしさは能力や才能ではなく、目的意識≪在り方≫に宿すこと
自分は何者なのか、こういった問いかけをしたことはあるでしょうか。
このような問いかけをする人は、内省的知能をよく使っています。
内省的知能とは、8種類の知能のうちの一つです。(MI理論)
自分の対話に重きを置き、友人関係は深く狭いタイプ。
哲学思考で、
休みは外出するよりも、部屋にいることを好みます。
自分のことを理解しようと努めます。
自分を深めていく段階で得た洞察を使って
他人の精神構造を分析します。
人見知りで、内向的に見えるかもしれません。
また、人に簡単に理解された気になられるのが嫌です。
自分でもよく分かってないのに!といった感じです。
せかされるのも苦手。
自己コントロール能力が高いため、
マイペースでうまく行くタイプ。
このようなタイプの人間は、
自分らしさ、アイデンティティを求めます。
私は何者だ?
優等生タイプの子供であれば、
能力や才能に対してアイデンティティを見出すことは
比較的容易かもしれません。
しかし、能力には上には上がいるものです。
背の高いことを自分らしさにしていた友人がいますが、
進学して自分がそれほど大した体格でなかったと悟り、
そこから、身長のことで悩みだしました。
僕よりも随分と高いんですけどね。それでも彼は悩むのです。
自分らしさがなくなって悩むのです。
実力主義的な捉え方をすれば、99%の個性は没個性となるでしょう。
アイデンティティは
己の才能や外見に見出すのではなく、
どの方角を向いているのか(目的意識)に見出すこと。
どんな自分でありたいのか、何のために生きているのか
という姿勢に自分らしさを確かめるのです。
これは人と比べても優劣がつきにくく、自分が納得できる言葉が見つかれば
誰にでも止められない自分となり、前進する糧になります。
なにより、自分で自由に決めていいということに、無限の可能性があるのです。
なりたい者になれるとは、そういうことなのです。