先生は占い師

リアル人生にも裏技を

数学できない僕が、数学大好き人間をつくった話

僕は占い・教育・音楽、この三つでご飯を食べているわけですが、

今回は数学がどんどん好きになった子の話をしよう。

 

高校生に数学も教えることもありました。

 

sin,cos,tanみたいなやつね。

僕は文系だったので、数学をほとんど忘れています。

でも生徒にしたら、そんなの関係なしに

先生分かりませんと持ってくるんですよ。

訳のわからないやつを。

アルファベットに数字が挟まれているやつとかそういうの。

 

で、僕も

「えー数学かぁ」

「俺は理系じゃないんだぜ?うわーなんだなんだ」

と話しながらも

僕がめっちゃ楽しそうに解くんですね。

教科書に載っている例題や、定理とか原理を生徒の目の前で学んで

「すげーこれ」「おもしれぇなこれ」

「あ、なるほどぉー」

教えないで、自分で数学を解くのを楽しむ姿を見せるんですよ。

「わぁーった!!!」勝手に喜んでます。

 

「教えてほしいの?しょうがないなぁ」

「こうするんだよ」

と、楽しそうに教えるわけです。

 

すると、そのような意識が生徒にも移って、

生徒も楽しくなっていくんですね。

 

そんなことを続けていたら、

「先生、オレ数学頑張るよ」

と結局数学だけ勉強する子になってしまいました。笑

本当は英語とか現代文を教えたいのになぁ、と思っておりましたが。

 

勉強を教えるのが教育じゃない。

 

勉強に対する姿勢を教えるのが教育。

勉強に限らず、あらゆることがそう。

いかに目の前にあることを楽しめるか、その余裕があるか。

学びは楽しいものであるということ。

 

教育というのは自分の背中を見せるもの。

 

今は、学校教育ではなく、占術を弟子や生徒に教えていますが、

知識でもなく、なりかたでもなく、「あり方」を見せたいですね。 

 

余談

僕は昔から記憶力があまりなく、

物事に対する準備をしても、悲しいことに忘れてしまうのです。

そして準備をするととても緊張するのです。

だから、準備をしないほうが、頭がよく働くのが分かるのです。

思考力が記憶力の低さをカバーしています。

いつも土壇場で出てくるものが最高です。

先生として終わっていますが笑、

ちゃんと成績を伸ばしていたのでよかったかなと思います。