原動力の源泉は飢え(憧れ)である
「自分の今の生活に100%満足しているか分からないけれど、今の生活を続けるのも悪くないな」
そう思っている自分を見つけた。
それがいいとか悪いとか、そういうことではないけれども、
それは「なにと比べて悪くないんだ?」と自分に問いかけてみた。
すると、
「今までの自分の生き方や周りの生き方と比べて、悪くない」という答えが自分から跳ね返ってくる。
最高の人生を100点としたら、
今の生き方は点数にすれば5点くらいだ。
かつて、マイナス397点くらいの、そういう次元を生きていたから、
5点でかなり満足していた。
なんとなく好きな事で忙しく生きていることに満足していた。
ところで、私は「憧れ」が大切だと思っている。
憧れと現時点の「差」「不足感」は前に進む原動力になり、生きている実感を得ることができるからだ。
全てが満たされて、これでいいと思うと、生きる実感がよく分からなくなる。
忙しいのにつまらなくなった。
豊かさのエネルギーは常に一定で100%だと仮説すると
物質と生命感覚という二つの天秤があるとして、
「こんな生き方でいいよね」と思っている状態は
物質95%+生命5%=豊かさ
くらいの比率だろう。
ちなみにこの比率は個人の感覚である。
一億円を持っていても少ないと思う人はいるし、
100万円で十分と思う人もいる。
生命が低くなると、生きている実感が低くなる。これでは生きていて楽しくない。
物質面で豊かになると思うほど、生きている実感は少なくなっていく。
発展途上国の子供たちが勉強熱心なのは、飢えや憧れがあるからではないだろうか。
物質面で豊かな人でも、いつまでも仕事をしたり、挑戦したりする人がいるのは、
生命感覚(生きている実感)を求めて、敢えて飢え(不足)を作り出す人だ。
そう考えると、理想は
物質50%+生命50%=豊かさ
かな。
常に現状に満足しないほうが、幸せなんじゃないか?と思う。
満足しないことが、幸せになる。逆説的で面白い。
裕福とか、貧乏というものは存在しない。
高すぎる目標では意欲に繋がらないかもしれないから、適度な飢えを設定することが大切だ。
私の当面の目標は占いの完成、占いを活かしてさらに豊かになっていく人を増やす。
また、どんな子供でも効果的に学べる方法を編み出し、勉強の悩みをなくさせること。
そして1LDKのマンションをさっさと引き払い、
苦手である虫が絶対に現れないほどの高層階の部屋に住むことだ。
奈良は人が少ないので思った以上に住みやすい。しかし肝心のカラオケが少ないから困る。
己のポテンシャルを最大限に活かして十分に生きていける状態
もしかしたらこういう人生を送れたかもしれない
を想像してみると、
今の立っている位置は、自分が満足できるはずがなかったと、
なかったはずの不足が瞬間に眼前現れた。とてもやる気があがるものである。
生きるにはある程度の飢え(憧れ)が必要だ。